今回はシマノのフラッグシップ、22ステラのインプレです。
結論から言うと、
巻き、剛性、キャストの質感、リセールまであらゆる面で最強のリール
です。スペック確認や他リールとの比較をしつつ、インプレしていきます。
対策品についてのうわさについても解説します。
シマノのスピニングリール「ステラ」とは
シマノ製スピニングリールのフラッグシップモデル「ステラ」
「ステラ」はシマノの汎用スピニングリールのフラッグシップモデルで、デビューの1992年から30年以上にわたり多くの釣り人に愛され続けています。
フラッグシップにふさわしい性能、デザインをしており「いつかはステラ」と憧れている方も多いと思います。
そんなステラですが、今回18ステラから4年ぶりのフルモデルチェンジを果たしました。2022年に刷新されたこのステラを通称「22ステラ」と呼びます。
22ステラのラインナップ
22ステラは1000番からC5000番までの計16種類のラインナップで、様々な釣りに対応します。
品番 | ギア比 | 実用ドラグ力 (Kg) | 最大ドラグ力 (Kg) | 自重(g) | スプール径(mm) /ストローク(mm) | 糸巻量ナイロン (号-m) | 糸巻量ナイロン (ld-m) | 糸巻量ナイロン (mm-m) | 糸巻量フロロ (号-m) | 糸巻量フロロ (ld-m) | 糸巻量PE (号-m) | 最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) | ハンドル長さ(mm) | ベアリング数BB /ローラー | 本体価格(円) | 夢屋スプールタイプ | 夢屋ハンドル ノブタイプ | 夢屋ハンドルタイプ | 夢屋ハンドルスクリュー キャップタイプ | 夢屋リール スタンドタイプ |
1000SSPG | 4.4 | 2 | 3 | 165 | 40/13.5 | – | 2-115 2.5-100 3-70 | – | – | 2-90 2.5-80 3-65 | 0.3-140 0.4-100 0.6-80 | 55 | 35 | 12/1 | 91,400円 | S-30 | A | H-10 | HC-3 | C, E |
C2000S | 5.1 | 2 | 3 | 170 | 43/13.5 | – | 3-125 4-100 5-75 | 0.14-145 0.16-105 0.18-80 | – | 3-110 4-85 5-65 | 0.6-150 0.8-110 1-80 | 69 | 40 | 12/1 | 92,700円 | S-31, 32 | A | H-10 | HC-3 | C, E |
C2000SHG | 6 | 2 | 3 | 170 | 43/13.5 | – | 3-125 4-100 5-75 | 0.14-145 0.16-105 0.18-80 | – | 3-110 4-85 5-65 | 0.6-150 0.8-110 1-80 | 81 | 45 | 12/1 | 92,700円 | S-31, 32 | A | H-10 | HC-3 | C, E |
C2500S | 5.1 | 2 | 3 | 175 | 44/13.5 | – | 5-110 6-95 8-70 | 0.16-150 0.18-120 0.20-95 | – | 4-130 5-100 6-80 | 0.6-200 0.8-150 1-120 | 70 | 45 | 12/1 | 92,700円 | S-31, 32 | A | H-10 | HC-3 | C, E |
C2500SXG | 6.3 | 2 | 3 | 175 | 44/13.5 | – | 5-110 6-95 8-70 | 0.16-150 0.18-120 0.20-95 | – | 4-130 5-100 6-80 | 0.6-200 0.8-150 1-120 | 87 | 45 | 12/1 | 92,700円 | S-31, 32 | A | H-10 | HC-3 | C, E |
2500S | 5.1 | 2.5 | 4 | 205 | 47/17 | – | 5-110 6-95 8-70 | 0.16-150 0.18-120 0.20-95 | – | 4-130 5-100 6-80 | 0.6-200 0.8-150 1-120 | 75 | 50 | 12/1 | 93,700円 | S-33 | A | H-11 | HC-2 | C, E |
2500SHG | 5.8 | 2.5 | 4 | 205 | 47/17 | – | 5-110 6-95 8-70 | 0.16-150 0.18-120 0.20-95 | – | 4-130 5-100 6-80 | 0.6-200 0.8-150 1-120 | 86 | 55 | 12/1 | 93,700円 | S-33 | A | H-11 | HC-2 | C, E |
C3000SDH | 5.1 | 6 | 9 | 220 | 47/17 | – | 5-110 6-95 8-70 | 0.16-150 0.18-120 0.20-95 | – | 4-130 5-100 6-80 | 0.6-200 0.8-150 1-120 | 75 | 45 | 14/1 | 96,200円 | S-33 | A | H-11 | HC-2 | C, E |
C3000SDHHG | 5.8 | 6 | 9 | 220 | 47/17 | – | 5-110 6-95 8-70 | 0.16-150 0.18-120 0.20-95 | – | 4-130 5-100 6-80 | 0.6-200 0.8-150 1-120 | 86 | 45 | 14/1 | 96,200円 | S-33 | A | H-11 | HC-2 | C, E |
C3000MHG | 5.8 | 6 | 9 | 210 | 47/17 | 1.5-165 1.7-150 2-130 | 8-130 10-110 12-85 | 0.25-125 0.30-85 | – | 8-110 10-90 12-80 | 1-190 1.2-150 1.5-120 | 86 | 55 | 12/1 | 93,700円 | S-33 | A | H-11 | HC-2 | C, E |
C3000XG | 6.4 | 6 | 9 | 210 | 47/17 | 2.5-180 3-150 4-100 | – | 0.25-210 0.30-130 0.35-100 | 2.5-160 3-130 4-100 | – | 1-400 1.5-270 2-200 | 94 | 55 | 12/1 | 93,700円 | S-33 | A | H-11 | HC-2 | C, E |
3000MHG | 5.7 | 6 | 9 | 235 | 47/17 | 1.5-165 1.7-150 2-130 | 8-130 10-110 12-85 | 0.25-125 0.30-85 | – | 8-110 10-90 12-80 | 1-190 1.2-150 1.5-120 | 84 | 55 | 12/1 | 95,000円 | S-33 | A | H-11 | HC-2 | C, E |
4000M | 5.3 | 7 | 11 | 260 | 52/19 | 2.5-160 3-120 4-90 | – | 0.25-165 0.30-120 0.35-80 | 3-110 4-90 5-65 | – | 1.2-250 1.5-200 2-150 | 87 | 55 | 12/1 | 95,000円 | S-28 | A | H-11 | HC-2 | C, E |
4000MHG | 5.7 | 7 | 11 | 260 | 52/19 | 2.5-160 3-120 4-90 | – | 0.25-165 0.30-120 0.35-80 | 3-110 4-90 5-65 | – | 1.2-250 1.5-200 2-150 | 93 | 55 | 12/1 | 95,000円 | S-28 | A | H-11 | HC-2 | C, E |
4000XG | 6.2 | 7 | 11 | 260 | 52/19 | 3.5-170 4-150 5-125 | – | 0.30-180 0.35-130 | 3-190 4-145 5-115 | – | 1-490 1.5-320 2-240 | 101 | 57 | 12/1 | 95,000円 | S-28 | A | H-11 | HC-2 | C, E |
C5000XG | 6.2 | 7 | 11 | 260 | 52/19 | 4-190 5-150 6-125 | – | 0.35-175 0.40-120 | 4-170 5-135 6-115 | – | 1.5-400 2-300 3-200 | 101 | 57 | 12/1 | 98,300円 | S-28 | A | H-11 | HC-2 | C, E |
1つのモデルをじっくり確認したい方は、以下のボタンからどうぞ。
基本スペック
■ギア比
・4.4
■実用ドラグ力
・2Kg
■最大ドラグ力
・3Kg
■自重
・165g
■スプール径
・40mm
■ストローク
・13.5mm
■最大巻上長
・69cm
■ハンドル長さ
・40mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・91,400円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・2-115
2.5-100
3-70
■mm-m
・表記なし
糸巻量フロロ
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・2-90
2.5-80
3-65
糸巻量PE
■号数-m
・0.3-140
0.4-100
0.6-80
夢屋タイプ
■スプール
・S-30
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-10
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-3
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・5.1
■実用ドラグ力
・2Kg
■最大ドラグ力
・3Kg
■自重
・170g
■スプール径
・43mm
■ストローク
・13.5mm
■最大巻上長
・69cm
■ハンドル長さ
・40mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・92,700円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・3-125
4-100
5-75
■mm-m
・0.14-145
0.16-105
0.18-80
糸巻量フロロ
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・3-110
4-85
5-65
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-150
0.8-110
1-80
夢屋タイプ
■スプール
・S-31,32
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-10
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-3
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・6
■実用ドラグ力
・2Kg
■最大ドラグ力
・3Kg
■自重
・170g
■スプール径
・43mm
■ストローク
・13.5mm
■最大巻上長
・81cm
■ハンドル長さ
・45mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・92,700円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・3-125
4-100
5-75
■mm-m
・0.14-145
0.16-105
0.18-80
糸巻量フロロ
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・3-110
4-85
5-65
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-150
0.8-110
1-80
夢屋タイプ
■スプール
・S-31,32
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-10
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-3
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・5.1
■実用ドラグ力
・2Kg
■最大ドラグ力
・3Kg
■自重
・175g
■スプール径
・44mm
■ストローク
・13.5mm
■最大巻上長
・70cm
■ハンドル長さ
・45mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・92,700円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・5-110
6-95
8-70
■mm-m
・0.16-150
0.18-120
0.20-95
糸巻量フロロ
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・4-130
5-100
6-80
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-200
0.8-150
1-120
夢屋タイプ
■スプール
・S-31,32
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-10
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-3
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・6.3
■実用ドラグ力
・2Kg
■最大ドラグ力
・3Kg
■自重
・175g
■スプール径
・44mm
■ストローク
・13.5mm
■最大巻上長
・87cm
■ハンドル長さ
・45mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・92,700円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・5-110
6-95
8-70
■mm-m
・0.16-150
0.18-120
0.20-95
糸巻量フロロ
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・4-130
5-100
6-80
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-200
0.8-150
1-120
夢屋タイプ
■スプール
・S-31,32
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-10
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-3
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・5.1
■実用ドラグ力
・2.5Kg
■最大ドラグ力
・4Kg
■自重
・205g
■スプール径
・47mm
■ストローク
・17mm
■最大巻上長
・75cm
■ハンドル長さ
・50mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・93,700円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・5-110
6-95
8-70
■mm-m
・0.16-150
0.18-120
0.20-95
糸巻量フロロ
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・4-130
5-100
6-80
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-200
0.8-150
1-120
夢屋タイプ
■スプール
・S-33
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-2
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・5.8
■実用ドラグ力
・2.5Kg
■最大ドラグ力
・4Kg
■自重
・205g
■スプール径
・47mm
■ストローク
・17mm
■最大巻上長
・86cm
■ハンドル長さ
・55mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・93,700円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・5-110
6-95
8-70
■mm-m
・0.16-150
0.18-120
0.20-95
糸巻量フロロ
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・4-130
5-100
6-80
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-200
0.8-150
1-120
夢屋タイプ
■スプール
・S-33
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-2
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・5.1
■実用ドラグ力
・6Kg
■最大ドラグ力
・9Kg
■自重
・220g
■スプール径
・47mm
■ストローク
・17mm
■最大巻上長
・75cm
■ハンドル長さ
・45mm
■ベアリング数
・14BB、1RB
■本体価格
・96,200円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・5-110
6-95
8-70
■mm-m
・0.16-150
0.18-120
0.20-95
糸巻量フロロ
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・4-130
5-100
6-80
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-200
0.8-150
1-120
夢屋タイプ
■スプール
・S-33
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-2
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・5.8
■実用ドラグ力
・6Kg
■最大ドラグ力
・9Kg
■自重
・220g
■スプール径
・47mm
■ストローク
・17mm
■最大巻上長
・86cm
■ハンドル長さ
・45mm
■ベアリング数
・14BB、1RB
■本体価格
・96,200円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・5-110
6-95
8-70
■mm-m
・0.16-150
0.18-120
0.20-95
糸巻量フロロ
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・4-130
5-100
6-80
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-200
0.8-150
1-120
夢屋タイプ
■スプール
・S-33
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-2
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・5.8
■実用ドラグ力
・6Kg
■最大ドラグ力
・9Kg
■自重
・210g
■スプール径
・47mm
■ストローク
・17mm
■最大巻上長
・86cm
■ハンドル長さ
・55mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・93,700円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・1.5-165
1.7-150
2-130
■lb-m
・8-130
10-110
12-85
■mm-m
・0.25-125
0.30-85
糸巻量フロロ
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・8-110
10-90
12-80
糸巻量PE
■号数-m
・1-190
1.2-150
1.5-120
夢屋タイプ
■スプール
・S-33
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-2
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・6.4
■実用ドラグ力
・6Kg
■最大ドラグ力
・9Kg
■自重
・210g
■スプール径
・47mm
■ストローク
・17mm
■最大巻上長
・94cm
■ハンドル長さ
・55mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・93,700円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・2.5-180
3-150
4-100
■lb-m
・表記なし
■mm-m
・0.25-210
0.30-130
0.35-100
糸巻量フロロ
■号数-m
・2.5-160
3-130
4-100
■lb-m
・表記なし
糸巻量PE
■号数-m
・1-400
1.5-270
2-200
夢屋タイプ
■スプール
・S-33
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-2
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・5.7
■実用ドラグ力
・6Kg
■最大ドラグ力
・9Kg
■自重
・235g
■スプール径
・47mm
■ストローク
・17mm
■最大巻上長
・84cm
■ハンドル長さ
・55mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・95,000円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・1.5-165
1.7-150
2-130
■lb-m
・8-130
10-110
12-85
■mm-m
・0.25-125
0.30-85
糸巻量フロロ
■号数-m
・表記なし
■lb-m
・8-110
10-90
12-80
糸巻量PE
■号数-m
・1-190
1.2-150
1.5-120
夢屋タイプ
■スプール
・S-33
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-2
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・5.3
■実用ドラグ力
・7Kg
■最大ドラグ力
・11Kg
■自重
・260g
■スプール径
・52mm
■ストローク
・19mm
■最大巻上長
・87cm
■ハンドル長さ
・55mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・95,000円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・2.5-160
3-120
4-90
■lb-m
・表記なし
■mm-m
・0.25-165
0.30-120
0.35-80
糸巻量フロロ
■号数-m
・3-110
4-90
5-65
■lb-m
・表記なし
糸巻量PE
■号数-m
・1.2-250
1.5-200
2-150
夢屋タイプ
■スプール
・S-28
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-2
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・5.7
■実用ドラグ力
・7Kg
■最大ドラグ力
・11Kg
■自重
・260g
■スプール径
・52mm
■ストローク
・19mm
■最大巻上長
・93cm
■ハンドル長さ
・55mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・95,000円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・2.5-160
3-120
4-90
■lb-m
・表記なし
■mm-m
・0.25-165
0.30-120
0.35-80
糸巻量フロロ
■号数-m
・3-110
4-90
5-65
■lb-m
・表記なし
糸巻量PE
■号数-m
・1.2-250
1.5-200
2-150
夢屋タイプ
■スプール
・S-28
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-2
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・6.2
■実用ドラグ力
・7Kg
■最大ドラグ力
・11Kg
■自重
・260g
■スプール径
・52mm
■ストローク
・19mm
■最大巻上長
・101cm
■ハンドル長さ
・57mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・95,000円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・3.5-170
4-150
5-125
■lb-m
・表記なし
■mm-m
・0.30-180
0.35-130
糸巻量フロロ
■号数-m
・3-190
4-145
5-115
■lb-m
・表記なし
糸巻量PE
■号数-m
・1-490
1.5-320
2-240
夢屋タイプ
■スプール
・S-28
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-2
■リール
スタンド
・C,E
基本スペック
■ギア比
・6.2
■実用ドラグ力
・7Kg
■最大ドラグ力
・11Kg
■自重
・260g
■スプール径
・52mm
■ストローク
・19mm
■最大巻上長
・101cm
■ハンドル長さ
・57mm
■ベアリング数
・12BB、1RB
■本体価格
・98,300円
糸巻量ナイロン
■号数-m
・4-190
5-150
6-125
■lb-m
・表記なし
■mm-m
・0.35-175
0.40-120
糸巻量フロロ
■号数-m
・4-170
5-135
6-115
■lb-m
・表記なし
糸巻量PE
■号数-m
・1.5-400
2-300
3-200
夢屋タイプ
■スプール
・S-28
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドル
スクリュー
キャップ
・HC-2
■リール
スタンド
・C,E
前モデル「18ステラ」からの変更点
ここからは前モデルの18ステラからの改良点を確認しましょう。
主な改良点は7つ。
- 内部ギアの耐久性が2倍!
- さらにパワフル&スムーズな巻き心地
- 進化した密巻きでライン抵抗激減!
- ライントラブル抑制する新機構!
- 新形状のスプールとドラグノブでさらなるトラブルレス
- ドラグの耐摩耗性が10倍以上向上!
- 内部ギアの破損を防ぐ新機構搭載!
順番に見ていきましょう。
内部ギアの耐久性が2倍に!インフィニティクロス
2023シマノフィッシングタックルカタログより
22ステラでは、優れたギアの設計、製造技術よりドライブギア(メインギア)とピニオンギアの噛み合う面積が広くなりました。
より「面」でかみ合うようになり、従来と比べ耐久性が約2倍※1に向上しています。
ギアがより長持ちするようになり、長期にわたり22ステラの究極の巻き心地が持続するようになりました。
※1:シマノ比較テストによる
さらにパワフルでスムーズ!インフィニティドライブ
2023シマノフィッシングタックルカタログより
シマノのお家芸である「X-SHIP」構造※2がさらに進化、よりパワフルでスムーズな巻上げを実現しています。
具体的には、特殊低摩擦ブッシュでメインシャフトを支持することにより、摺動抵抗を大幅に軽減、さらにメインシャフト自体に表面処理や加工を施し回転トルクも大幅に低減。
つまり、リール駆動のための抵抗が減り、より巻上げの力が伝わりやすく、滑らかな巻き心地になったということです。
※2:ギアの大径化と最適配置、歯面精度や支持性能を向上させ、回転抵抗の排除を行い、パワフルな手応えと軽快さを両立させるシマノのギアシステム
ラインの放出抵抗を低減!進化した密巻き、インフィニティループ
2023シマノフィッシングタックルカタログより
22ステラでは、内部のギアを増設し、インフィニティループと呼ばれる「超」密巻きを実現しました。
これにより、ラインの放出抵抗を減らし、抜けるように抵抗の少ないスムーズなライン放出を実現しています。
実は、密巻きは今から20年以上前の2000年に誕生しています。
当時の密巻き搭載リールは性能こそ向上したものの、ラインが一気に放出されるトラブルも頻発するとても万人向けとは言えないような、尖ってて扱いづらいリールでした。(筆者も03バイオマスターで体験済み)
また当時はPEライン黎明期。品質の低いPEラインも多かったこともトラブルの増加に拍車をかけ、密巻きは2006年を最後に搭載されなくなりました。
しかし、品質の高いラインが使用できるようになった今、シマノは密巻きを進化させ復活させました。
時代がシマノの発想、技術に追いついた、といった感じでしょうか。
また、よりトラブルレスで快適に使用するための新機構の追加や、スプールやドラグノブの形状の見直しが施されており、
「性能の高いリールを、みんなに使ってもらいたい!」
というシマノの熱い思いを感じずにはいられません。
進化した「超」密巻き、インフィニティループは私たちの釣りをより快適にしてくれるのか?それともトラブルの原因になるのか?
実際に釣りをしてみた結果を、実釣インプレで後述します。
ライントラブルを抑制する新機構!アンチツイストフィン
2023シマノフィッシングタックルカタログより
ラインローラー下部に、ラインのたるみを抑える新機構であるアンチツイストフィンを搭載。
これにより、スプール下部にラインが脱落するのを防ぎ、ラインがよれたまま巻き付けられる現象を軽減します。
新形状AR-Cスプールとドラグノブでライントラブルを抑制!
シマノ「STELLA特設サイト」より
スプールリングとドラグノブ側の形状を変更し、ドラグノブ側の角度が43度から25度に浅くなりました。これによりラインが絡むトラブルが大幅に抑制。
また、18ステラのスプールリングの材質はチタンでしたが、22ステラはステラSWなどで実績のあるステンレスに強力な耐摩耗性処理を施したバリアコートスプールリングが採用されました。
これによりスプールリングに傷がつきにくく、滑らかな初期状態が持続します。
ドラグの耐摩耗性が10倍以上向上!デュラクロス
2023シマノフィッシングタックルカタログより
「DURAクロス」という新材料のドラグワッシャーを搭載しています。
今までのドラグワッシャーの繊維の向きに対し直交する繊維を織り込み材料を強化。
これによりステラの滑らかなドラグ性能はそのままに、なんと耐摩耗性が10倍以上※3に高められています。
※3:シマノ比較テストによる
内部ギアの破損を防ぐ新構造!
ステラに同封される新構造についての注意書き
「超」密巻き、インフィニティループは、ハンドルの回転運動をかなりスローに変速しスプールの上下運動に変換しています。
では、外部から落下などでスプールに衝撃が加わるとどうなるか。
密巻きでないリールに比べ、内部のギアにより強い力が加わり、ギアの破損につながる恐れがあるのです。
このために、22ステラにはウォームシャフトを空回りさせスプールを動かして衝撃を逃がし、内部ギアの破損を防ぐ構造になっています。
前モデル「18ステラ」との共通点
ここからは、18ステラとの共通点を見ていきましょう。
2018シマノフィッシングタックルカタログより「18ステラ」
前モデル「18ステラ」との共通点は、ギアを小型化し歯数を増やして強度アップとギアノイズを低減した
「マイクロモジュールギアⅡ」
ボディ、駆動関連部品の見直しを行い部品間の微細なガタ、隙間、揺れを排除した
「サイレントドライブ」の他に、
- HAGANEギア
- Xシップ
- HAGANEボディ
- Xプロテクト
- Gフリーボディ
- ロングストロークスプール
- リジットサポートドラグ
- S AR-B
- ワンピースベール
これらのシマノの技術が搭載されています。
シマノの別モデルとの比較
ここからは別モデルのスピニングリールとの違いを、24ツインパワーと、23ヴァンキッシュとの比較をもとに確認していきます。
「24ツインパワー」との比較
24ツインパワーとの比較です。
シマノHPツインパワーより
ツインパワーは、ステラの性能を踏襲しつつコストダウンを図り、手に入れやすい価格を実現したリールです。
2024年にモデルチェンジを行った最新モデルで、前モデル「18ステラ」からの変更点で触れた7つのうち、
- インフィニティクロス
- インフィニティドライブ
- インフィニティループ
- アンチツイストフィン
- デュラクロス
これら5つの新機能を搭載、スプールのコーティングもSWバリアコートとなっています。
また内部ギアの破損を防ぐ新構造についても搭載されているはずです。
それらを踏まえたうえで、他のわかりやすい違いを表にしてみました。
主な仕様の違い | 22ステラ | 24ツインパワー |
総ベアリング数 | 12 14(ダブルハンドル) | 9 |
ドライブギアタイプ(材質) | HAGANE+特殊表面処理 (超々ジュラルミン) | HAGANE (超々ジュラルミン) |
ボディ材質 | マグネシウム | アルミニウム CI4+ |
ドラグノブ材質 | 金属 | 樹脂 |
ラインローラー表面処理 | DLC※1 | メッキ |
価格 | 91,400円~98,300円 | 53,500円~56,000円 |
表にしてみると24ツインパワーでは各所にコストダウンと性能維持を両立させようとする努力が見受けられますね。
※1:ダイヤモンド・ライク・カーボンの略。特殊な表面処理で摩擦を軽減する
悩む理由が「価格」なら、ステラを選んだ方がいいですが…
22ステラをモデルチェンジ直後の24ツインパワーと比べても各所に差がありしっかりと作り分けされていることが分かります。
なので、お財布が許すのなら最高性能で満足度の高い22ステラを選ぶのが賢い選択だと思います。(リセール価格も高いですし)
しかしながら、24ツインパワーも近々のモデルチェンジでインフィニティ系技術も搭載され、性能は確実に向上しています。
なので、さすがにステラはきつい…という方は24ツインパワーも検討してみるとよいでしょう。
「23ヴァンキッシュ」との比較
続いて、23ヴァンキッシュとの比較です。
2023シマノフィッシングタックルカタログより「23ヴァンキッシュ」
23ヴァンキッシュは、シマノの汎用スピニングリールの、MGLシリーズ(軽量で巻き始めの軽やかなシリーズ)のフラッグシップモデルです。
2023年にモデルチェンジした最新のリールということもあり、前モデル「18ステラ」からの変更点で紹介した下記の、
- インフィニティクロス
- インフィニティドライブ
- インフィニティループ
- アンチツイストフィン
- 新形状のAR-Cスプール&ドラグノブ
- デュラクロス
- 破損防止のための新機構
これらの新機能をすべて搭載しています。
それらを踏まえたうえで、わかりやすい違いを表にまとめました。
23ヴァンキッシュはローターやハンドルにまでCI4+が使用されており、軽さにこだわって作られているのがわかると思います。
また、使用一覧に乗ってはいませんが、
- 22ステラは摺動子ガイド2本、23ヴァンキッシュは1本
- 22ステラはマグネシウムボディ、23ヴァンキッシュはマグネシウムとci4+
このような違いもあり、23ヴァンキッシュは徹底的に軽く仕上げていることがわかります。
22ステラの方が巻き心地、ギアやボディの耐久性も優れるとは思いますが、巻きはじめの軽さと本体重量の軽量さは23ヴァンキッシュに軍配が上がります。
とにかく軽さを重視するアングラーの方は、23ヴァンキッシュを選んだ方がいいと思います。
※2:1000SSPG, C2000S, C2000SHG, C2500SXGはマグネシウム
※3:C5000XGはアルミニウム
みんなの口コミと評価
ではここからは、他の購入者様の口コミを見ていきましょう。
よい口コミ
よい口コミでは特に、22ステラの圧倒的な巻き心地を評価している方が多いです。
究極のリール
高性能で、特に巻き心地のよさは異次元。最高です。
最高のリール
渓流や防波堤で細糸を使用しましたがトラブルは一切発生しませんでした。
ラインの放出、ベールのオートリターン、巻き心地と釣りの一連の動作がビックリするほどスムーズ。
今まで使っていたリールに不満は感じていませんでしたが、ステラを使ってしまうとオモチャの様に感じてしまいます。価格は高いですがそれだけの価値はあると思います。
よいリール
14、18ステラを使用しておりますが、今回の22ステラの巻き心地は最高によいです。
価格は高いですが、それに見合うだけの高い性能に多くの方が満足していることが伺えます。
わるい口コミ
22ステラそのものに対する悪い口コミでは、ライントラブルが起きやすいとの意見が散見されました。
バックラッシュするハイエンド
ナイロンライン4lbで使用していますが、渓流で川上に軽いルアーを連投する場合ライントラブル起きやすい。フェザリングも行い、たまにテンションをかけてラインを巻き直してもバックラッシュします。
ライントラブルの発生原因は様々です。ラインのよれやライン巻きのテーパー、テンション、ラインの太さや硬さ、さらには釣り人の使い方によるものなどがあります。
ライントラブルの起きやすさについては後半の実釣にて検証します。また、トラブルを未然に防ぐ方法についても解説します。
対策品についてのうわさ
今回、22ステラC5000XGを購入するにあたり色々調べましたが、その際、22ステラについて様々なうわさが散見されました。
ですので実釣インプレに移る前に、これらのうわさについて解説していきます。
ベールの角度が変更されている?
結論から言うと、ベールの角度は変更されています。
その変更具合は下記の画像を見ていただくとわかりやすいかと思います。
明らかにベールの角度が変更されています。これによりラインがローラーに乗らないまま巻かれてしまう可能性を低減しているようです。
個人的にシマノ公式からの何らかのアナウンスは欲しいですが、いずれにしてもユーザーからのフィードバックを取り入れてアップデートしてくれるのはありがたいです。
対策品には外箱にシールが貼られている?
メルカリに出品されている青シールの貼られた22ステラ
初期不良の対策品には、外箱の裏に青い丸シールが貼られているとの噂があります。
結論から言うと、シールの張られた個体は確かにあります。
ですが、シールの有無で具体的に何が変わるかは不明でした。
ちなみに私のステラは2023年5月購入、2023年4月製造という最新のものでしたが、青シールは張られていませんでした。
また、シマノ公式に「青シールが貼られていない製品を使用する際に留意することはないですか」と問い合わせたところ、
箱に貼付している青シールは、製造/物流の識別のためにつける場合がありますが、製品の性能等の違いは無く、シールの有無により留意が必要なことはございません。
と回答していただきました。
よって、青シールの有無によって性能等の違いはありません。
22ステラC5000XGのインプレと実釣
ではここからは実際に購入した22ステラのインプレです。
まずはファーストインプレッションです。
22ステラ ファーストインプレッション
ここでは箱出し状態で、デザインや巻き心地、重量について触れていきます。
噂の青シールは張られていませんでした。
製造年月と製造国がわかると噂の、リールシートの丸シールの表記は「VD-S」でした。
下記にシマノリールの年式、製造月がわかる表をつけておきます。この表に当てはめると、この22ステラC5000XGは2023年4月製造ということになりますね。
しかし、これらの情報はあくまでもインターネット上の話であり、シマノが公式に発表、公言していることではありませんので注意してください。
アルファベット | 製造年 | アルファベット | 製造年 | アルファベット | 製造年 | アルファベット | 製造年 | アルファベット | 製造年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A | 2002 | G | 2008 | M | 2014 | S | 2020 | Y | 2026 |
B | 2003 | H | 2009 | N | 2015 | T | 2021 | Z | 2027 |
C | 2004 | I | 2010 | O | 2016 | U | 2022 | ||
D | 2005 | J | 2011 | P | 2017 | V | 2023 | ||
E | 2006 | K | 2012 | Q | 2018 | W | 2024 | ||
F | 2007 | L | 2013 | R | 2019 | X | 2025 |
アルファベット | 製造月 | アルファベット | 製造月 | アルファベット | 製造月 |
---|---|---|---|---|---|
A | 1 | E | 5 | I | 9 |
B | 2 | F | 6 | J | 10 |
C | 3 | G | 7 | K | 11 |
D | 4 | H | 8 | M | 12 |
ちなみに、ハイフンの後のアルファベットは製造国を表しており、
- 「S」は日本製
- 「P」はマレーシア製
とのことです。
デザイン
デザインについてみていきましょう。
全体的に暗めで落ち着きがありながらも、しっかりとステラのメタリックな高級感を感じられる、そんなデザインとなっています。
また、新形状AR-Cスプールでライントラブルを抑制!でも触れた材質、コーティングの変更に伴うスプールリングの色の変更によって、18ステラに比べより統一感があり、様々なロッドにも合わせやすいです。
さらに、よく見ると細かいカラーの使い分けがなされています。
スプールはつやを抑えたガンメタ
ローター、ボディガードはつやのあるガンメタ
ボディは淡い青色の混じったダークなシルバー
このように細かい色の使い分けを行うことで、統一感がありつつものっぺりとしていない、抑揚感のあるデザインに仕上がっています。
スプールのデザインはシンプルです。肉抜きは縦に3本、長さを変えることで変化をつけています。
18ステラのスプールと比べると、かなりシックな仕上がりです。
オールメタルのラウンドタイプのハンドルノブ(C5000XGのみ)は触れた感触もよく、全体の質感向上にも一役買っています。
ボディガードというパーツでねじが隠れるデザインとなっており、見た目のにもこだわって設計されていることがわかります。
ボディガード固定用のねじも、ボディ下部の目立たない箇所にひとつだけです。
ラインローラー下部に見えるのが新機構のアンチツイストフィンですね。
ちなみに、サイズの異なるフィンも付属しています。
ステラ取扱説明書より
これは極端に太いライン使用時や、ライン同士の連結部(ノット)がラインローラーとフィンの間を通過する際の抵抗が気になる方への対応手段として準備されています。
ドラグノブはかなり高さが抑えられていて、ラインが絡みづらくなっています。
新しめの個体なので、ベールの形状はアップデート後の角度が付いたものでした。
巻き心地
続きまして巻き心地です。
箱出し状態での巻き心地は
「しっとりで超なめらか、XGでも巻き始め軽い」です。
巻きはじめは思った以上に軽く、いい意味で裏切られました。
これくらいであれば、巻いては止めてを繰り返すような釣りにおいても快適でしょう。
巻き心地については言わずもがな超しっとりでぬるぬるです。
全てのリールをステラで揃えたくなる…そのくらい極上の巻き心地。
また、がたつき等もまったく感じとることができません。
リーリングメインの釣りに使うならこれより適したものはないと思います。
ただまったく遊びがないわけではなく、ハンドルの軸方向と回転方向には適切なクリアランスが設けられています。
ギア間のクリアランス確保のため、この遊びはなくすことはできません。
しかし使用の際には感じとることはできないので巻き心地は変わらず極上のままです。
重さ
続いて重さです。実際に計測してみました。
実測値は261.5gでした。これはケースをつけたiPhone14 Pro Maxと同じくらい。
重量だけで見れば「軽い!」とはならないものの、フルメタルボディのC5000番であることを考えると決して重くはないです。
むしろ、リールが軽すぎるとロッドとのバランスが悪くなってしまいます。
ですので、C5000XGで260gは「扱いやすい適切な重量」であると思います。
22ステラ C5000XG実釣インプレッション
ここからは22ステラC5000XGの使用感について触れていきます。トピックは次の4つです。
- 密巻きのキャストフィール
- ライントラブルについて
- 巻き心地とパワー
- ドラグの性能と調整範囲
順番に見ていきましょう。
密巻きのキャストフィール
実際にキャストしてみると、ラインがスプールにあたる感覚やその音、振動などのライン放出時の抵抗感が明らかに少ないです。
またキャストの飛距離は実測こそしていませんが、従来のクロスラップ方式に比べかなり伸びていると実感しました。
特にメタルジグやバイブレーションなどの、飛距離の出やすいものがより伸びる印象です。
ライントラブルについて
初日の釣行での写真。これは糸を巻きすぎ
ライントラブルは糸の巻きすぎで一度だけ発生しました。
発生の経緯は以下の通りです。
糸巻き時、あと残り少しだからと多めにラインを巻く
↓
初日のサーフでの短時間釣行ではトラブル発生せず
↓
5日後の釣行にてラインが塊で放出されてトラブル
ラインに残った塩や水分などで固着しやすい状態となり、次の釣行にてラインの巻きすぎが原因でトラブルが発生したと推測します。
その後、適正な糸巻量にしてからは一度もライントラブルが発生せず、今現在まで快適に使用できています。
ちなみに、密巻きを快適に使うためのポイントはこちらの記事でまとめています。
巻き心地とパワー
巻き心地はとてもなめらかでノイズレス。
ギア比も高いため、変化がわかりやすいです。
ごみがフックに絡まったり、ルアーがボトムをたたいたりするのがハンドルノブをつまむ指先から感じ取れます。
またボディ剛性が非常に高く、巻き抵抗の多いルアーでもゴリゴリ巻けます。
なのでルアーピックアップ時や魚を掛けたときも快適です。
22ステラ購入前は実売2万円程度のリールを使っていましたが…
はっきり言って巻き心地、パワー共に雲泥の差だなと感じました。
ドラグの性能と調整範囲
ドラグは滑り出しからスムーズで、調整範囲が広く様々な釣りものに対応できます。
プラグでアジを狙った際は、口切れ防止のためドラグをかなり弱めに設定しました。
滑り出しがスムーズで最小限のばらしで済みました。
また、しっかりと止まってくれるドラグのおかげで、楽に波打ち際から引っ張り出すことができました。
ドラグ力も充分、小型の青物なんてもちろん余裕です。
さらには、泳がせ釣りでアカエイを掛けた時も、きつめの調整でもスムーズなドラグのおかげで難なく寄せることができました。
22ステラのメリット
さて、ここからは実際に使用して魚を釣ってみた経験を踏まえ、22ステラのメリットについて触れていきます。
メリットは以下の5つです。
- 極上の巻き心地
- なめらか&耐久性の高いドラグ
- 抵抗の少ない、抜けるようなキャストフィール
- フルメタルで高剛性、美しいデザインのボディ
- 高いリセールバリュー
順番に見ていきましょう。
メリット:極上の巻き心地
30年以上、究極の「巻き心地」を追求してきたステラ。
今回のモデルチェンジでさらに磨きがかかりました。
リーリング時、リールが原因のノイズは感じ取れません。
22ステラのキャッチコピーの通り、まさに「進化は、積み重なる」
究極の巻き心地を目指してきた、ステラの集大成というにふさわしい極上の巻き心地を味わえます。
メリット:なめらか&耐久性の高いドラグ
22ステラのドラグは追従性がよく、密巻きのおかげでラインローラーとラインの角度変化が緩やかになり、よりなめらかなドラグになっています。
しかも、DURAクロス搭載でドラグワッシャーの耐摩耗性が10倍以上に向上。
性能のよいドラグが長く使えることで、魚を釣り上げる確率も向上することでしょう。
メリット:抵抗の少ない、抜けるようなキャストフィール
インフィニティループ搭載で、感覚として感じられるほどスムーズなライン放出を実現。
一度味わうと病みつきになるようなキャストフィールになっています。
感覚として、PEライン使用時は号数をワンランク以上下げたラインを使っているかのようなスムーズさ。
「超」密巻きの22ステラで、「超」気持ちの良いキャストを味わえます。
メリット:フルメタルで美しいデザインの高剛性ボディ
落ち着きがありつつもあか抜けていて、機能美を感じさせるような高級感もあり、思わずうっとりと見とれてしまうような美しいデザインに仕上がっています。
また全身マグネシウムのボディは、強化プラスチックに直接ねじ止めする廉価モデルに比べ、強く精密。
これがかっちりとした巻き心地に繋がっています。
高性能で高剛性の美しい22ステラは、釣りをしていない間も満足できるリールです。
メリット:高いリセールバリュー
ステラは、リセールバリューにも優れています。
ステラの性能は高く評価されており、なんと4年以上前の前モデル、18ステラでも中古の価格は新品の半額を下回ることはほぼありません。
さらに驚くことに、前モデルの前モデル、14ステラであっても新品時の40%弱程度の価格で取引されています。
リセールバリューのよいものを買うことは、損をしないためにすごく重要です。
ステラ使いになれば、最新技術の粋を集めて作られた22ステラを使い、将来はその高いリセールで得をすることができます。
22ステラのデメリット
至高の性能の22ステラですが、デメリットもあります。
- 価格が高い
価格が高い
22ステラのデメリットはこれに尽きると思います。
最高の性能とデザイン、長く使える高い耐久性、リセールバリューが魅力の22ステラですが、やはり価格が高いことは一つのデメリットです。
お小遣いでやりくりしている人にとって、7万円を一括でというのは厳しい話です。
まとめ:釣り人生で一度は所有したい最高峰リール!
今回は22ステラについて、他リールと比べつつ、実釣インプレも行いながら解説しました。
「最高級の性能、質感、耐久性を持った長く使えるリール」
であることが分かっていただけたかと思います。
リセールもよい22ステラ。
釣り人生の中で、ぜひ一度は使っていただきたいリールです。
今回の記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。
以上、佑(@yu_iianbai)でした!またね!