今回はダイワの新型カルディアのインプレです。
一言でいえばこのリール、
「巻きの質感とドラグが優れる軽量で万能なリール」
この記事を読むことで以下のことが分かります。
- 新型カルディアの進化した点
- 旧モデルとの共通点
- 24ルビアスとの違い
- 21フリームスとの違い
- 24ヴァンフォードとの違い
- 実際に使って分かったカルディアの優れているところ
- カルディアの懸念点
ダイワのカルディアが気になる方はぜひ最後までご覧ください。
カルディアってどんなリール?

ダイワのスピニングリール、「カルディア」は操作性のよさが売りの中堅機。
良心的な価格ながら軽量なモデルです。
2002年に誕生したカルディアは20年以上たつ今も多くの釣り人に愛されています。
そんなカルディアが今回2025年にフルモデルチェンジを果たしました。
この新しくなったカルディアを通称「25カルディア」と呼びます。
ラインナップ

ダイワ「カルディア」より
25カルディアはFC LT1000SからLT5000-CXHまでの15種類をラインナップ。
アジングやバス、エギングからシーバス、果てはライトショアジギングまで幅広くこなせるラインナップです。
ハンドルノブはFC LT1000SからFC LT2500S-H、LT2500S、LT2500S-XHがI字型のハンドルノブ。

ダイワ「カルディア」よりFC LT2000S
LT2500とLT3000S-CXHはT字型ハンドルノブ。

ダイワ「カルディア」よりLT3000S-CXH
LT3000からLT4000-CXHは大きめのT字型ハンドルノブ。

ダイワ「カルディア」よりLT3000-XH
LT5000-CからLT5000-CXHはラウンド型ハンドルノブとなっています。

ダイワ「カルディア」よりLT5000-CXH
25カルディアの各番手の詳細は、以下のボタンから確認できます。
基本スペック
■自重(g)
・165
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・64
■ギア比
・5.1
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・2.5-100
■PE(号-m)
・0.3-200
■ハンドルアーム長(mm)
・40
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・5
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・HG-I型
■メーカー希望本体価格(円)
・28,800
基本スペック
■自重(g)
・165
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・76
■ギア比
・5.8
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・3-150
■PE(号-m)
・0.4-200
■ハンドルアーム長(mm)
・45
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・5
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・HG-I型
■メーカー希望本体価格(円)
・28,800
基本スペック
■自重(g)
・170
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・72
■ギア比
・5.1
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・4-150
■PE(号-m)
・0.6-200
■ハンドルアーム長(mm)
・45
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・5
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・HG-I型
■メーカー希望本体価格(円)
・29,300
基本スペック
■自重(g)
・170
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・82
■ギア比
・5.8
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・4-150
■PE(号-m)
・0.6-200
■ハンドルアーム長(mm)
・50
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・5
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・HG-I型
■メーカー希望本体価格(円)
・29,300
基本スペック
■自重(g)
・185
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・73
■ギア比
・5.2
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・6-150
■PE(号-m)
・0.8-200
■ハンドルアーム長(mm)
・50
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・10
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・HG-T型
■メーカー希望本体価格(円)
・29,300
基本スペック
■自重(g)
・180
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・73
■ギア比
・5.2
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・4-150
■PE(号-m)
・0.6-200
■ハンドルアーム長(mm)
・50
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・5
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・HG-I型
■メーカー希望本体価格(円)
・29,300
基本スペック
■自重(g)
・180
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・87
■ギア比
・6.2
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・4-150
■PE(号-m)
・0.6-200
■ハンドルアーム長(mm)
・50
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・5
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・HG-I型
■メーカー希望本体価格(円)
・29,300
基本スペック
■自重(g)
・195
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・93
■ギア比
・6.2
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・6-150
■PE(号-m)
・0.8-200
■ハンドルアーム長(mm)
・55
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・10
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・HG-T型
■メーカー希望本体価格(円)
・30,300
基本スペック
■自重(g)
・210
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・77
■ギア比
・5.2
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・8-150
■PE(号-m)
・1-200
■ハンドルアーム長(mm)
・60
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・10
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・HG-T型ラージ
■メーカー希望本体価格(円)
・31,300
基本スペック
■自重(g)
・210
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・93
■ギア比
・6.2
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・8-150
■PE(号-m)
・1-200
■ハンドルアーム長(mm)
・60
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・10
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・HG-T型ラージ
■メーカー希望本体価格(円)
・31,300
基本スペック
■自重(g)
・220
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・82
■ギア比
・5.2
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・12-150
■PE(号-m)
・1.5-200
■ハンドルアーム長(mm)
・60
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・12
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・HG-T型ラージ
■メーカー希望本体価格(円)
・32,300
基本スペック
■自重(g)
・220
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・99
■ギア比
・6.2
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・12-150
■PE(号-m)
・1.5-200
■ハンドルアーム長(mm)
・60
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・12
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・HG-T型ラージ
■メーカー希望本体価格(円)
・32,300
基本スペック
■自重(g)
・240
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・87
■ギア比
・5.2
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・20-150
■PE(号-m)
・2-300
■ハンドルアーム長(mm)
・60
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・12
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・パワーライトタイプEVA(L)
■メーカー希望本体価格(円)
・33,800
基本スペック
■自重(g)
・240
■巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転)
・105
■ギア比
・6.2
標準糸巻量
■ナイロン(ld-m)
・20-150
■PE(号-m)
・2-300
■ハンドルアーム長(mm)
・60
■ベアリング数BB/ローラー
・6/1
■最大ドラグ力(Kg)
・12
■ハンドルノブ交換サイズ
・S
■ハンドルノブ仕様
・パワーライトタイプEVA(L)
■メーカー希望本体価格(円)
・33,800
ちなみにダブルハンドルモデルの設定はありません。
DHモデルが欲しい人はダイワならエメラルダスRX、シマノならセフィアSSなどエギングモデルから選びましょう。
セフィアSSについては過去記事があります。
気になる方はこちらから。
カルディアの進化した点
ここからは今回のフルモデルチェンジで進化した点を見ていきましょう。
主な進化点は6つ。
- ローター軽量化で巻きだし軽く
- ベール軽量化でより軽やかに
- スプールも軽くなり操作性向上
- 最大10gの軽量化
- ドラグの性能も向上
- 新たに5000番をラインナップ
ひとつずつ順番に見ていきましょう。
ローター軽量化で巻きだし軽く

「エアドライブローター」を採用し、巻き出しの軽さや操作性が向上しています。
これはダイワが掲げる設計思想であるエアドライブデザインのひとつで、球体のような新形状のローター採用し、剛性を維持したまま軽量化したもの。
これによって巻き出しの軽さと操作性が向上し、リール全体の軽量化にも繋がっています。
ベール軽量化でより軽やかに

25カルディアでは中空タイプの「エアドライブベール」が採用されました。
これはベールも含めたローターユニットの軽量化を狙ったもので、前述のエアドライブローターとの相乗効果で回転慣性を低減。
これにより、回転のレスポンスと操作性が向上しています。
またベールはわずかに傾斜しており、よりラインがラインローラーに運ばれやすくなっています。
スプールも軽くなり操作性向上

25カルディアは「エアドライブスプール」も搭載しています。
これはスプールを徹底的に軽量化し、巻きはじめの軽さやレスポンスが向上させる技術。
加えて、新開発のドラグ発音機構も搭載。
ドラグがよりなめらかに動作するようになっています。
最大10gの軽量化

前述のエアドライブデザイン技術の相乗効果で前モデルに比べ5~10gの軽量化に成功。
これによって軽く扱いやすいリールに仕上がっています。
またリールの重量バランスも改善されているので、操作性も向上。
釣りを続けても疲れにくくなっています。
ドラグの性能も向上

25カルディアでは、より滑り出しが滑らかな「ATD TYPE-L」にグレードアップ。
これによりラインへの負荷が軽減され、特にライトライン使用がより快適になりました。
新たに5000番をラインナップ

画像はYouTubeのDAIWA JAPAN「【SW SHORECASTING】25カルディア(実釣解説)ー軽やかに力強くー」より
前モデルにはなかった5000番台もラインナップ。
これにより軽量で操作性のよいカルディアをライトショアジギングまで用いることが可能になりました。
また、5000番台はドラグにATD TOUGHを採用。
カーボンワッシャーを搭載しドラグ耐久性を高めています。
前モデル21カルディアとの共通点

前モデルである21カルディアとの共通点は、軽くて強いモノコックボディから、
- ZAION V
- タフデジギア
これらのダイワの技術が搭載されています。
そして、内部のドライブギアは亜鉛製。これも21カルディアから踏襲されています。
ここら辺はルビアスとの差別化やコストとの兼ね合いでジュラルミンギア採用は難しいのでしょう。
ダイワ別モデルとの比較

画像はそれぞれダイワ「ルビアス」よりPC LT2500、「フリームス」よりLT2500
さてここからは25カルディアを、ダイワの別モデルと比較していきましょう。
比較するのは以下の2種類。
- 24ルビアス
- 21フリームス
これらは価格的にカルディアの上位と下位のモデル。
どんな違いがあるのかひとつずつ見ていきましょう。
24ルビアスとの比較

まずは24ルビアスとの比較です。
このリールは軽さと剛性を両立させた、カルディアの上位モデル。
主な違いは以下の通りです。
画像はそれぞれダイワ「カルディア」よりLT3000、「ルビアス」よりLT3000-H
さすがに上位モデルと比べると、価格差だけの違いはあります。
25カルディアが優れている点は価格の安さでしょう。
ですが当然、ルビアス優位な点の方が多いです。
- ZAION製でより軽量。
- ジュラルミン製ギア搭載で高耐久。
- より繊細なSF、STも別モデルであり。
ですので、価格の安さを重視するなら25カルディア、より軽量で高耐久なリールが欲しいなら24ルビアスって感じで選ぶとよいでしょう。
21フリームスとの比較

続きましては21フリームスとの比較です。
このリールは低価格で軽い、エントリーモデルの上級機種的な位置づけのリール。
カルディアと比べると価格的には1つ下のリールになります。
主な仕様の違い | ![]() 25カルディア | ![]() 21フリームス |
モノコック ボディ | 採用 | 不採用 |
エアドライブ デザイン | ローター スプール ベール | 不採用 |
本体重量 (3000番) | 210g (LT3000) | 225g (LT3000) |
ドラグ システム | ATD TYPE-L | ATD |
ラインローラー ベアリング | あり (1つ) | なし |
ラインよれ 抑制機構 | ツイストバスターⅢ | ツイストバスターⅡ |
メーカー希望 本体価格 | 28,800~33,800円 | 17,100~21,300円 |
画像はそれぞれダイワ「カルディア」よりLT3000、「フリームス」よりLT2500
さすがにモデル末期のひとつ下のモデルと比べると凄まじい差が付きます。
21フリームスは悪いリールではないですが、古すぎて今から選ぶなら候補には上がりません。
実際の釣りにも影響しまするので、よっぽどの理由がない限り25カルディアを選んだほうがよいでしょう。
どうしても価格の安いリールが欲しいなら、24レブロスや23レガリスがおすすめです。
この2機種は新しいので、
- エアドライブデザイン
- ATD TYPE-L
- ツイストバスターⅢ
など搭載しています。
今から21フリームスを購入するよりはよいです。
24レブロスはこちらの記事からどうぞ。
23レガリスはこちらから。
シマノ別モデルとの比較

お次はシマノの同価格帯のリールと比べてみましょう。
比較するのは以下のリールです。
- 24ヴァンフォード
さっそく確認していきましょう。
24ヴァンフォードとの比較

24ヴァンフォードは手に入れやすい価格ながら軽量で操作性のよいシマノのスピニングリールです。
主な違いは以下の表の通り。
画像はそれぞれダイワ「カルディア」よりLT3000、シマノ「ヴァンフォード」より4000MHG
メーカーが違うので単純比較はできませんが、24ヴァンフォードの方が若干性能が高めに設定されているかな、と思います。
ただ25カルディアもこの価格でモノコックボディ搭載しているので、ダイワのよさを味わいたい人にはうってつけでしょう。
後は数千円しか変わらない実売価格の差をどう見るか、ですね。
24ヴァンフォードはこちらにインプレ記事ありますので、よかったら比べてみてください。
25カルディアのインプレ

さてここからは実際に購入した25カルディアのインプレッションに移りましょう!
ファーストインプレッション

まずは箱出し状態でのファーストインプレッション。
トピックは以下の3つです。
- デザイン
- 巻き心地
- 重さ
ひとつずつ見ていきましょう。
デザイン

まずはデザインです。
先代の21カルディアをお持ちの方はわかると思いますが、だいぶあか抜けました。

スプールやハンドルの根元にあった金色の加飾は廃止。
シルバーを基調としたシックで落ち着いたデザインに仕上がっています。

ベールは中空タイプのエアドライブベール。
少し太めのベールがダイワって感じがしていいですよね。

スプールの肉抜きは斜め方向に大きくとられています。

ダイワの十八番、モノコックボディを採用。

ハンドルノブはシマノのものより少し厚みがあって軽い力でつまめる感じ。

モノコックボディやエアドライブデザインも相まって、落ち着きがありながらも抑揚のあるデザインに仕上がっています。
巻き心地

次は巻き心地です。
箱から出した状態の巻き心地ですが、
「意外としっとりで心地がよく、巻き出しも軽い」
大径ギアのおかげか想像の上をいく巻き心地でした。
リーリング時のシュルシュル音は少ししますが、現場では気にもならないでしょう。
巻き出しは24ヴァンフォードと比べるとわずかに重ためですが充分軽いです。
1000番はハンドル長さが40mmなので、この辺が気になる方は45mmの2000番を買うとよいかなと思います。
重さ

最後は重さです。
今回購入した25カルディアのFC LT1000Sのカタログ重量は165g。
実測は165.5gでした。
LT1000番で165gは普通に軽くて快適なレベル。
バランスも考え、ある程度軽量なロッドと組み合わせて使うことをおすすめします。
実釣インプレッション

続きまして実釣インプレッションです。
トピックは以下の4つ。
- 巻き心地
- 操作感
- ライントラブル
- ドラグ性能
順番に見ていきましょう。
巻き心地

まずは実釣での巻き心地ですが、しっとりとしていて快適です。
今回の実釣はアジングでジグ単がメイン。
細かく巻いたり止めたりを繰り返しましたが、巻き出しも軽く質感もよいので気持ちよく釣りをすることができます。
箱出しインプレの際、
「24ヴァンフォードの方が巻き出しがわずかに軽い」
と言いましたが実際の釣りになるとどちらも巻きは軽くて快適です。
それでいて大径ギアとマグシールドのおかげかヌルっとしっとりな巻き心地を味わえます。
実売2万円前半のリールの中で、1、2を争う巻き心地です。
操作感

続いて操作感ですが、こちらも良好です。
今回のカルディアFC LT1000Sは、普段使用している21ソアレXRより10gほど重い165g。
しかしながら十分に快適で、重量が増えたことは正直何も気になりません。
それどころか片手でのキャスト時などは普段より投げやすく、安定していました。
また、ベールのオートリターンも軽い力で作動するためストレスなく軽快。
中空ベールも触り心地がよく終始快適でした。
ライントラブル


ライントラブルは一度も起こりませんでした。
少し欲張って巻いた状態(写真2枚目)での使用も問題なかったです。
おそらくはわずかに傾斜させたエアドライブベールと、アップグレードしたツイストバスターⅢが効いているのでしょう。
今回は0.3号のエステルラインで1g前後のジグヘッド使用。
まったくもってトラブルなく楽でした。
ドラグ性能

最後にドラグ性能ですが、これは同価格帯リールの中で最もなめらか。
特に滑り出しがスムーズで、設定したドラグ値でしっかり滑り出す印象。
そして動摩擦力の変動が少ない感じで、同じ負荷が掛かり続ける場面でチリチリと緩やかにラインを出し続けてくれます。
おそらくはエアドライブスプールの作動抵抗の少ないドラグ発音機構の搭載が功を奏しているものと思われます。

今回のアジングでは最大37cmのアジを釣り上げましたが、まったくドラグに不満は感じませんでしたね。
同価格帯のシマノのヴァンフォードやストラディック等も十分使えるドラグです。
しかしドラグ性能においては25カルディアが頭一つ抜けていますね。
もしかしたらFC(フィネスカスタム)と通常モデルではドラグの味付けが異なるのかも知れませんが、いずれにしてもこのなめらかなドラグは25カルディアの大きな武器でしょう。
25カルディアの気になる点

軽量で扱いやすく、巻きの質感とドラグ性能が高い25カルディアですが、ひとつ気になる点があります。
それは以下の1点。
- 亜鉛製メインギアの耐久性はどうか
どういうことが詳しく見ていきましょう。
亜鉛製メインギアの耐久性はどうか

25カルディアのドライブギアは亜鉛製。
上位機種に使用されるジュラルミン(アルミ合金)製ギアと比べると重く、柔らかいため耐久性も劣ると言われます。
このあたりが長期使用するにあたり少し気になりますね。
ただ、亜鉛もジュラルミンも摩耗するので結局のところ消耗品。
そして亜鉛ギアはその柔らかさからしっとりとした巻き心地になるともいわれていますので、一長一短という感じでしょうか。
まあ亜鉛ギアでもゴリゴリ負荷をかけ続けなければ十分長持ちする印象ですけどね。
現に23レガリスや24レブロスを使っていて摩耗やごろつき等は感じません。
「亜鉛ギアはどうしてもいやだ!」
という方は24ルビアスや24ヴァンフォードあたりを検討するとよいでしょう。
まとめ:25カルディアは巻きの質感とドラグが優れる万能リール!

今回はダイワの25カルディアのインプレッションでした。
現状最も低価格でダイワの真骨頂であるモノコックボディを味わえるこのリールは、
「巻きの質感とドラグ優れる軽量で扱いやすいリール」
であることが分かっていただけたかと思います。
「なるべく軽量で巻き心地もよく、ドラグ性能も妥協したくない!」
そんな方にはぴったりのリールです。

実際に使用している動画もありますので、気になる方はこちらもどうぞ!
以上、佑(@yu_iianbai)でした!またね!