2024年9月に新しいレブロスが発売されました!
下記のリンクからどうぞ!
今回はダイワのエントリーモデル、20レブロスを実際に購入し、釣りをしてのインプレです。
結論から言うと、エントリーモデルのリールの中で
一番性能のバランスがよく、ライントラブルの少ないリール
です。
スペック確認や他リールとの比較をしつつ、インプレしていきます。
ダイワのスピニングリール「レブロス」とは
ダイワのレブロスは、エントリーモデルのリールでありながら性能もよくコスパに優れたリールです。
2006年に初代モデルが発売された息の長いモデルで、直近では2020年にモデルチェンジが行われました。
このレブロスを通称「20レブロス」と呼びます
20レブロスのラインナップ
20レブロスは1000番から6000番までラインナップされています。
これによってアジングなどのライトゲームからショアジギングまで様々な釣りに対応します。
品名 | 自重(g) | ギア比 | ベアリング BB/ローラー | 巻取り長さ (cm/1回転) | 最大 ドラグ力 (Kg) | 標準糸巻量 ナイロン (ld-m) | 標準糸巻量 PE (号-m) | メーカー希望 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LT1000S | 200 | 5.2 | 4/1 | 64 | 5 | 2-120 2.5-100 3-70 | 0.2-210 0.3-200 0.4-130 | 8,500 |
LT2000S | 200 | 5.2 | 4/1 | 68 | 5 | 2.5-200 3-150 4-100 | 0.4-200 0.5-170 0.6-150 | 8,700 |
LT2000-XH | 200 | 6.2 | 4/1 | 81 | 5 | 2.5-200 3-150 4-100 | 0.4-200 0.5-170 0.6-150 | 8,700 |
LT2500D | 220 | 5.3 | 4/1 | 75 | 10 | 8-220 10-190 12-150 | 1.0-360 1.2-300 1.5-230 | 8,900 |
LT2500S | 220 | 5.3 | 4/1 | 75 | 5 | 4-150 5-120 6-100 | 0.6-200 0.8-190 1.0-140 | 8,900 |
LT2500S-H | 220 | 5.6 | 4/1 | 79 | 5 | 4-150 5-120 6-100 | 0.6-200 0.8-190 1.0-140 | 8,900 |
LT3000D-C | 230 | 5.3 | 4/1 | 80 | 10 | 10-260 12-200 16-150 | 1.2-430 1.5-300 2.0-230 | 9,500 |
LT3000-CH | 230 | 5.6 | 4/1 | 84 | 10 | 8-150 10-120 12-100 | 1.0-200 1.2-190 1.5-170 | 9,500 |
LT3000S-CH-DH | 240 | 5.6 | 4/1 | 84 | 10 | 4-230 6-150 8-100 | 0.6-290 0.8-200 1.0-190 | 9,900 |
LT4000-CH | 255 | 5.6 | 4/1 | 89 | 12 | 10-190 12-150 14-130 | 1.2-310 1.5-200 2.0-170 | 10,300 |
LT5000D-CH | 260 | 5.6 | 4/1 | 87 | 12 | 14-260 20-170 25-150 | 2.0-350 2.5-300 3.0-210 | 10,300 |
LT6000D-H | 340 | 5.7 | 4/1 | 101 | 12 | 14-310 20-250 30-150 | 2.5-420 3.0-300 4.0-220 | 10,500 |
旧モデル「15レブロス」からの進化点
ここからは前モデルの15レブロスからの進化点を見ていきましょう。
主な進化点は3つあります。
- 20g以上の軽量化
- キャストの飛距離UP&トラブルレス
- ドラグの滑り出しがなめらか
順番に見ていきましょう。
20g以上の軽量化
20レブロスには、ダイワの小型スピニングリールのコンセプト「LT(LIGHT TOUGH)」が採用されました。
これにより大幅に軽量化され、15レブロスと比べ同じ番手で20g以上軽量になっています。
キャストの飛距離UP&トラブルレス
20レブロスには、スプールの前ツバ形状を見直したLC(ロングキャスト)ABS※1が採用されています。
これにより、従来のABSに比べ、飛距離が約5%アップし、バックラッシュの発生率の低減化されています。
※1:アンチバックラッシュシステム
ドラグの滑り出しがなめらか
20レブロスではATD(オートマチックドラグシステム)が採用されました。
これにより、ドラグの初期の滑り出しがなめらかになり、また、ラインの放出中についても適度なブレーキがかかるようになっています。
「15レブロス」との共通点
旧モデルである「15レブロス」との共通点は、エアローターをはじめ、
- エアベール
- ツイストバスターⅡ
- クロスラップ
- ローターブレーキ
これらのダイワの技術が搭載されており、20レブロスは低価格のエントリーモデルながらも充分な基本性能を持っています。
みんなの口コミ
インプレに移る前に、他の購入者様の口コミを見ていきます。
よい口コミ
よい口コミでは、コスパの高さと自重の軽さを評価している方が多いです。
- 価格は安いが、軽量で巻き心地もよく使いやすい
- 汎用性が高く、コストパフォーマンスのよいリール
- 機能や操作感もよく、安価で見た目もよい
- ドラグの滑り出しがよく、スムーズ
と、値段以上の性能に満足している方が多く、基本性能とコストパフォーマンスの高さが伺えます。
悪い口コミ
悪い口コミでは、ハンドルに関する口コミが散見されました。
- 負荷をかけて巻いたとき、ハンドルのがたつきが気になる
- 同じ商品でも、問題ないものとハンドルにがたつきがあるものがある
など、ハンドルのがたつきが気になるという口コミがありました。
また、ドラグ性能についてはよい口コミと悪い口コミの両方がありましたので、ハンドルの出来も含め、この後の実釣で確かめていきます。
20レブロスLT2000Sのインプレと実釣
ファーストインプレッション
ここからは実際に購入した実機をインプレッションしていきます。
デザイン
まずはデザインから見ていきましょう。
ボディやローターは、黒に近いネイビーの塗装で細かなラメが入っています。
オレンジやシルバーの塗装、メッキもあり、カラフルな印象です。
しかし全体的にうまくまとまっていて、安価なエントリーモデルであることを感じさせません。
ベールにはエアベールが採用されています。
これにより扱いやすくライントラブルの少ないベールになっています。
巻き心地
箱から出した直後の巻き心地は、エントリーモデルとは思えないほど
「巻き出しも軽く、巻き心地もよい」
と感じました。
タフデジギア搭載でギアが大径化されているからか、シマノの22サハラと比べると少し巻きはじめは重くは感じます。
しかしリーリングに慣性が働くため、ただ巻きの釣りなら20レブロスの方が向いていると感じました。
巻きとドラグの性能がよいエントリーモデルが欲しい方は、同価格帯のライバル機、シマノの22サハラもおすすめです。
重さ
メーカー表記は200g、実測は198gでした。
2000番で200gを切る自重は、この価格帯のクラスなら充分軽いと言えるでしょう。
シマノのサハラC2000Sが210gですので、軽さは20レブロスに軍配が上がりました。
エリアトラウトで実釣インプレ
実際に管理釣り場に持ち込み釣りをしてみました。
ライントラブル一切なし!
管理釣り場でナイロンラインの2ldと4ldを使い、計30匹ほど釣りあげました。
同時に試したシマノの22サハラはラインローラーの回転が悪い個体で、4,5匹釣ったらライントラブルが起きてしまいました。
それに比べ、20レブロスはライントラブルは一度も起こりませんでした。
この価格帯のリールの中では、最もラインローラーの出来がいいと言えるでしょう。
等速巻きがしやすい
今回の20レブロスは内部のギアが大径化されているおかげで、リーリングに若干の慣性が働くような感じがあります。
なので同価格帯の他社リールに比べ、一定のスピードでのリーリングがしやすく、巻いて探るような釣りに向いています。
ハンドルのガタはそこまで気にならない
20レブロスは共回りハンドルなので、ガタはそれなりにある方だと思います。
ですが正直、今回のエリアトラウト釣行ではそこまで気になりませんでした。
狙う魚や釣り方により感じ方は変わってしまうと思いますが、少なくとも今回のインプレでは及第点だと感じました。
ドラグの調整にコツがいる
ドラグ緩めで使用する人は少し慣れが必要かと思います。
というのも今回の釣行で、設定した感覚と比べラインが出すぎるような感じがあったからです。
今回の20レブロスに搭載されたATDは、「魚の引くスピードに応じてブレーキ力が徐々に上がるように設計」されているそうです。
なので走らない魚相手+ドラグが緩めの設定だと糸が出すぎるように感じるのだと思います。
ドラグを締めると感覚とのずれはなくなったので、緩めのドラグは設定が少しシビアかもしれません。
ドラグ性能は同価格帯のシマノ22サハラの方が扱いやすいです。
アジングで実釣インプレ
エリアトラウトの次は、アジングで試してみましょう。
細いPEラインでもトラブルは起きない
この日は3時間ほど2g~7g程度のルアーを投げ続けて、尺アジ含む計4匹のアジを釣りあげました。
適度にドラグを効かせながら釣りをしましたが、ライントラブルは一切起こりませんでした。
ドラグも問題なく使えた
エリアトラウトの際には少し違和感を感じたドラグの設定も、今回のアジング釣行では問題なく使えました。
おそらくですが、違和感の原因はエリアトラウトでの釣りの時にドラグを緩めすぎたことが原因だと思います。
ドラグの性能は価格相応ですが実用的な性能だと感じました。
20レブロスを使うメリット、デメリット
実釣インプレで感じた、20レブロスを使うメリットとデメリットをまとめました。
メリット
20レブロスを使うメリットはこんな感じです。
- 安く購入できる
- 軽くて扱いやすい
- ライントラブルが抑えられるベール形状
- 高見えするデザイン
20レブロスは、低価格でありながら、釣りに必要な性能をバランスよくしっかりとおさえたコスパの高いリールです。
デメリット
今回感じたデメリットは以下の通りです。
- ドラグの出かたに癖がある
- 少しハンドルのガタを感じる
ドラグ性能は悪くはないですが、出かたに関しては少し癖があるなと感じました。
また、そこまで気になりませんがハンドルのがたつきは確かにあります。
巻き心地やドラグ性能を重視する方は、シマノの22サハラも検討してみてください。
20レブロスをおすすめできる人
実際にどんな人におすすめなのか?
実釣インプレで感じたメリット、デメリットを踏まえまとめました。
- 低価格でコスパのよい、軽量なリールが欲しい方
- ライントラブルの起きづらいリールが欲しい方
- デザイン性に優れたエントリーモデルのリールが欲しい方
20レブロスはコスパに優れ、扱いやすくデザインのよいエントリーモデルのリールです。
特にこれから初めて釣りに挑戦!いう方には、このトラブルの要素が少ない20レブロスを強くおすすめします。
まとめ:性能のバランスがよい高コスパのリール
ダイワのエントリーモデルの20レブロスは、低価格でありながらポイントを押さえて設計された、
性能のバランスがよくコストパフォーマンスの高いリール
であることがわかりました。
釣り初心者の方にはぜひ第一候補にしてほしい、頼もしいリールです。
以上、佑(@yu_iianbai)でした。またね!