今回はシマノの新型ヴァンフォードのインプレです。
一言で表せばこのリールは、
「欠点の少ない軽量オールラウンダーなリール」
モデルチェンジ後に進化した点や、他リールとの比較、さらには
実際に購入してみてのインプレッション
も行っています。
ヴァンフォードが気になる方はぜひ最後までご覧下さい!
ヴァンフォードってどんなリール?
シマノのスピニングリール「ヴァンフォード」は軽さが売りの中堅機。
手に入れやすい価格ながら軽量で操作性のよいモデルです。
前身モデルはストラディックCI4+という名前で、2020年にヴァンフォードと名前が付けられ発売されました。
そんなヴァンフォードが今回2024年にフルモデルチェンジ。
このヴァンフォードを通称「24ヴァンフォード」と呼びます。
ラインナップ
24ヴァンフォードはC2000SからC5000XGの13機種をラインナップ。
アジングやエギングはもちろん、ライトショアジギングまで様々な釣りに対応可能です。
ハンドル形状はC2000Sから2500SHGまでがI字型のハンドルノブ
シマノ「ヴァンフォード」より2500SHG
C3000HGから4000MHGはT字型のハンドルノブ
シマノ「ヴァンフォード」より4000MHG
C5000XGはラウンド型のハンドルノブとなっています。
シマノ「ヴァンフォード」よりC5000XG
ちなみにダブルハンドルはC3000SDHの1モデルのみ。
シマノ「ヴァンフォード」よりC3000SDH
ハイギアのダブルハンドルが欲しい方はセフィアSSなどセフィアブランドから選んでね!って感じです。
過去記事ありますので気になる方はご覧ください。
ヴァンフォードの各番手の詳細を知りたい方は、以下のボタンから確認できます。
基本スペック
■ギア比
・5.1
■実用ドラグ力(Kg)
・2
■最大ドラグ力(Kg)
・3
■自重(g)
・155
■スプール径/ストローク(mm)
・43/13.5
糸巻量ナイロン
■号数-m・-
■lb-m
・3-125, 4-100, 5-75
■mm-m
・0.14-145, 0.16-105, 0.18-80
糸巻量フロロ
■号数-m
・-
■lb-m
・3-110, 4-85, 5-65
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-150, 0.8-110, 1-80
■最大巻上長(cm)
・69
■ハンドル長さ(mm)
・40
■ベアリング数BB/ローラ―
・7/1
夢屋タイプ
■スプール
・S-31, 32
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-10
■ハンドルスクリューキャップ
・HC-3
■リールスタンド
・C, E
■本体価格
・34,200円
基本スペック
■ギア比
・6
■実用ドラグ力(Kg)
・2
■最大ドラグ力(Kg)
・3
■自重
・155
■スプール径/ストローク(mm)
・43/13.5
糸巻量ナイロン
■号数-m
・-
■lb-m
・3-125, 4-100, 5-75
■mm-m
・0.14-145, 0.16-105, 0.18-80
糸巻量フロロ
■号数-m
・-
■lb-m
・3-110, 4-85, 5-65
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-150, 0.8-110, 1-80
■最大巻上長(cm)
・81
■ハンドル長さ(mm)
・45
■ベアリング数BB/ローラ―
・7/1
夢屋タイプ
■スプール
・S-31, 32
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-10
■ハンドルスクリューキャップ
・HC-3
■リールスタンド
・C, E
■本体価格
・34,200円
基本スペック
■ギア比
・5.1
■実用ドラグ力(Kg)
・2
■最大ドラグ力(Kg)
・3
■自重(g)
・155
■スプール径/ストローク
・44/13.5
糸巻量ナイロン
■号数-m
・-
■lb-m
・5-110, 6-95, 8-70
■mm-m
・0.16-150, 0.18-120, 0.20-95
糸巻量フロロ
■号数-m
・-
■lb-m
・4-130, 5-100, 6-80
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-200, 0.8-150, 1-120
■最大巻上長(cm)
・70
■ハンドル長さ(mm)
・40
■ベアリング数BB/ローラ―
・7/1
夢屋タイプ
■スプール
・S-31, 32
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-10
■ハンドルスクリューキャップ
・HC-3
■リールスタンド
・C, E
■本体価格
・34,200円
基本スペック
■ギア比
・6.3
■実用ドラグ力(Kg)
・2
■最大ドラグ力(Kg)
・3
■自重(g)
・155
■スプール径/ストローク(mm)
・44/13.5
糸巻量ナイロン
■号数-m
・-
■lb-m
・5-110, 6-95, 8-70
■mm-m
・0.16-150, 0.18-120, 0.20-95
糸巻量フロロ
■号数-m
・-
■lb-m
・4-130, 5-100, 6-80
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-200, 0.8-150, 1-120
■最大巻上長(cm)
・87
■ハンドル長さ(mm)
・45
■ベアリング数BB/ローラ―
・7/1
夢屋タイプ
■スプール
・S-31, 32
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-10
■ハンドルスクリューキャップ
・HC-3
■リールスタンド
・C, E
■本体価格
・34,200円
基本スペック
■ギア比
・5.1
■実用ドラグ力(Kg)
・2.5
■最大ドラグ力(Kg)
・4
■自重(g)
・175
■スプール径/ストローク(mm)
・47/17
糸巻量ナイロン
■号数-m
・-
■lb-m
・5-110, 6-95, 8-70
■mm-m
・0.16-150, 0.18-120, 0.20-95
糸巻量フロロ
■号数-m
・-
■lb-m
・4-130, 5-100, 6-80
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-200, 0.8-150, 1-120
■最大巻上長(cm)
・75
■ハンドル長さ(mm)
・50
■ベアリング数BB/ローラ―
・7/1
夢屋タイプ
■スプール
・S-33
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドルスクリューキャップ
・HC-2
■リールスタンド
・C, E
■本体価格
・34,700円
基本スペック
■ギア比
・5.8
■実用ドラグ力(Kg)
・2.5
■最大ドラグ力(Kg)
・4
■自重(g)
・175
■スプール径/ストローク(mm)
・47/17
糸巻量ナイロン
■号数-m
・-
■lb-m
・5-110, 6-95, 8-70
■mm-m
・0.16-150, 0.18-120, 0.20-95
糸巻量フロロ
■号数-m
・-
■lb-m
・4-130, 5-100, 6-80
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-200, 0.8-150, 1-120
■最大巻上長(cm)
・86
■ハンドル長さ(mm)
・55
■ベアリング数BB/ローラ―
・7/1
夢屋タイプ
■スプール
・S-33
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドルスクリューキャップ
・HC-2
■リールスタンド
・C, E
■本体価格
・34,700円
基本スペック
■ギア比
・5.8
■実用ドラグ力(Kg)
・3.5
■最大ドラグ力(Kg)
・9
■自重(g)
・180
■スプール径/ストローク(mm)
・47/17
糸巻量ナイロン
■号数-m
・2.5-180, 3-150, 4-100
■lb-m
・-
■mm-m
・0.25-210, 0.30-130, 0.35-100
糸巻量フロロ
■号数-m
・2.5-160, 3-130, 4-100
■lb-m
・-
糸巻量PE
■号数-m
・1-400, 1.5-270, 2-200
■最大巻上長(cm)
・86
■ハンドル長さ(mm)
・55
■ベアリング数BB/ローラ―
・7/1
夢屋タイプ
■スプール
・S-33
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドルスクリューキャップ
・HC-2
■リールスタンド
・C, E
■本体価格
・34,700円
基本スペック
■ギア比
・6.4
■実用ドラグ力(Kg)
・3.5
■最大ドラグ力(Kg)
・9
■自重(g)
・180
■スプール径/ストローク(mm)
・47/17
糸巻量ナイロン
■号数-m
・2.5-180, 3-150, 4-100
■lb-m
・-
■mm-m
・0.25-210, 0.30-130, 0.35-100
糸巻量フロロ
■号数-m
・2.5-160, 3-130, 4-100
■lb-m・-
糸巻量PE
■号数-m
・1-400, 1.5-270, 2-200
■最大巻上長(cm)
・94
■ハンドル長さ(mm)
・55
■ベアリング数BB/ローラ―
・7/1
夢屋タイプ
■スプール
・S-33
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドルスクリューキャップ
・HC-2
■リールスタンド
・C, E
■本体価格
・34,700円
基本スペック
■ギア比
・5.1
■実用ドラグ力(Kg)
・3.5
■最大ドラグ力(Kg)
・9
■自重(g)
・185
■スプール径/ストローク(mm)
・47/17
糸巻量ナイロン
■号数-m
・-
■lb-m
・5-110, 6-95, 8-70
■mm-m
・0.16-150, 0.18-120, 0.20-95
糸巻量フロロ
■号数-m
・-
■lb-m
・4-130, 5-100, 6-80
糸巻量PE
■号数-m
・0.6-200, 0.8-150, 1-120
■最大巻上長(cm)
・75
■ハンドル長さ(mm)
・45
■ベアリング数BB/ローラ―
・9/1
夢屋タイプ
■スプール
・S-33
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドルスクリューキャップ
・HC-2
■リールスタンド
・C, E
■本体価格
・36,900円
基本スペック
■ギア比
・5.7
■実用ドラグ力(Kg)
・3.5
■最大ドラグ力(Kg)
・9
■自重(g)
・195
■スプール径/ストローク(mm)
・47/17
糸巻量ナイロン
■号数-m
・1.5-165, 1.7-150, 2-130
■lb-m
・8-130, 10-110, 12-85
■mm-m
・0.25-125, 0.30-85
糸巻量フロロ
■号数-m
・-
■lb-m
・8-110, 10-90, 12-80
糸巻量PE
■号数-m
・1-190, 1.2-150, 1.5-120
■最大巻上長(cm)
・84
■ハンドル長さ(mm)
・55
■ベアリング数BB/ローラ―
・7/1
夢屋タイプ
■スプール
・S-33
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドルスクリューキャップ
・HC-2
■リールスタンド
・C, E
■本体価格
・35,200円
基本スペック
■ギア比
・6.2
■実用ドラグ力(Kg)
・6
■最大ドラグ力(Kg)
・11
■自重(g)
・215
■スプール径/ストローク(mm)
・52/19
糸巻量ナイロン
■号数-m
・3.5-170, 4-150, 5-125
■lb-m
・-
■mm-m
・0.30-180, 0.35-130
糸巻量フロロ
■号数-m
・3-190, 4-145, 5-115
■lb-m
・-
糸巻量PE
■号数-m
・1-490, 1.5-320, 2-240
■最大巻上長(cm)
・101
■ハンドル長さ(mm)
・57
■ベアリング数BB/ローラ―
・7/1
夢屋タイプ
■スプール
・S-28
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドルスクリューキャップ
・HC-2
■リールスタンド
・C, E
■本体価格
・36,400円
基本スペック
■ギア比
・5.7
■実用ドラグ力(Kg)
・6
■最大ドラグ力(Kg)
・11
■自重(g)
・220
■スプール径/ストローク(mm)
・52/19
糸巻量ナイロン
■号数-m
・2.5-160, 3-120, 4-90
■lb-m
・-
■mm-m
・0.25-165, 0.30-120, 0.35-80
糸巻量フロロ
■号数-m
・3-110, 4-90, 5-65
■lb-m
・-
糸巻量PE
■号数-m
・1.2-250, 1.5-200, 2-150
■最大巻上長(cm)
・93
■ハンドル長さ(mm)
・55
■ベアリング数BB/ローラ―
・7/1
夢屋タイプ
■スプール
・S-28
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドルスクリューキャップ
・HC-2
■リールスタンド
・C, E
■本体価格
・36,400円
基本スペック
■ギア比
・6.2
■実用ドラグ力(Kg)
・6
■最大ドラグ力(Kg)
・11
■自重(g)
・225
■スプール径/ストローク(mm)
・52/19
糸巻量ナイロン
■号数-m
・4-190, 5-150, 6-125
■lb-m
・-
■mm-m
・0.35-175, 0.40-120
糸巻量フロロ
■号数-m
・4-170, 5-135, 6-115
■lb-m・-
糸巻量PE
■号数-m
・1.5-400, 2-300, 3-200
■最大巻上長(cm)
・101
■ハンドル長さ(mm)
・57
■ベアリング数BB/ローラ―
・7/1
夢屋タイプ
■スプール
・S-28
■ハンドルノブ
・A
■ハンドル
・H-11
■ハンドルスクリューキャップ
・HC-2
■リールスタンド
・C, E
■本体価格
・37,400円
ヴァンフォードの進化した点
ここからは、モデルチェンジで進化した点を見ていきます。
主な進化点は5つ。
- 内部ギアの耐久性が2倍
- 巻き心地がよりパワフルでスムーズに
- ライントラブルを抑制する新機構を搭載
- ドラグの耐摩耗性が10倍以上向上
- より洗練されシックなデザインに
順番に見ていきましょう。
内部ギアの耐久性が2倍
画像はシマノ「ヴァンフォード」より
インフィニティクロスを搭載
24ヴァンフォードでは、ドライブギアとピニオンギアの噛み合う面積が広くなりました。
より「面」でかみ合うようになり、従来と比べ耐久性が約2倍※1に向上しています。
また、内部ギアがより長持ちするようになり、長期にわたり良質な巻き心地が持続するようになりました。
シマノ「ストラディック」より
画像は同じくインフィニティクロス搭載のストラディックのドライブギア(右側)
負荷をかけ続けたテスト後のドライブギア表面には、摩耗具合に差が出ています。
右側のインフィニティクロス搭載モデルの方が摩耗が少ないことがわかります。
(ギアは結果を確認しやすくなるよう金色にされています)
※1:シマノ比較テストによる
巻き心地がよりパワフルでスムーズに
画像はシマノ「ヴァンフォード」より
インフィニティドライブ搭載
今回の24ヴァンフォードはインフィニティドライブ採用によりパワフルでスムーズな巻上げを実現。
これは特殊低摩擦ブッシュやメインシャフトの表面処理や加工により、
摺動抵抗や回転に必要なトルクを大幅に軽減する
というものです。
これによって抵抗が減り、より巻上げの力が伝わり、巻き心地自体もより滑らかになりました。
ライントラブルを抑制する新機構を搭載
アンチツイストフィン搭載
今回のアップデートで、ラインのたるみを抑える新機構「アンチツイストフィン」を搭載しました。
これにより、スプール下部にラインが脱落したり、ラインがよれたまま巻き付けられるなどのトラブルにつながる現象を抑制。
結果、よりライントラブルが起こりにくいリールに仕上がっています。
ドラグの耐摩耗性が10倍以上向上
画像はシマノ「ヴァンフォード」より
24ヴァンフォードでは「DURAクロス」という新材料のドラグワッシャーを搭載しました。
今までのドラグワッシャーの繊維の向きに対し直交する繊維を織り込み材料を強化。
これにより滑らかなドラグ性能はそのままに、耐摩耗性が10倍以上※2に高められています。
※2:シマノ比較テストによる
シマノ「ストラディック」より
画像はストラディックでドラグを出し続けたテスト結果です。
明らかにDURAクロス搭載の右側のドラグワッシャーの方が摩耗が少ないことが分かります。
より洗練されシックなデザインに
デザインもより洗練されました。
今まであった好みが分かれる赤色の加飾が、新型ではかなり少なくなりました。
また、ボディもマットブラックからつやのあるグロスブラックに変更。
メッキの主張も抑えられ、よりシックなデザインに生まれ変わりました。
前モデル「20ヴァンフォード」との共通点
2024シマノフィッシングカタログより20ヴァンフォード
前モデル「20ヴァンフォード」との共通点は、
ギアを小型化し歯数を増やして強度アップとギアノイズを低減した
「マイクロモジュールギアⅡ」
ボディ、駆動関連部品の見直しを行い部品間の微細なガタ、隙間、揺れを排除した
「サイレントドライブ」の他、
- HAGANEギア
- Xシップ
- MGLローター
- Xプロテクト
- Gフリーボディ
- ロングストロークスプール
- CI4+
- S AR-B
- AR-Cスプール
- ワンピースベール
これらのシマノの技術が搭載されています。
シマノ別モデルとの比較
さてここからは24ヴァンフォードを、シマノの別リールと比較していきましょう。
比較するのは以下の2種類。
- 23ストラディック
- 22ミラベル
ひとつずつ順番に見ていきましょう。
23ストラディックとの比較
まずは23ストラディックとの比較です。このリールは基本性能と剛性の高さが売りの、シマノの世界戦略機。
主な違いを表にしてみました。
主な仕様の違い | 24ヴァンフォード | 23ストラディック |
ボディ材質 | CI4+ | アルミニウム |
ローター 材質 | CI4+ | 高強度樹脂 |
総ベアリング数 | 7 9(DHモデル) | 6 |
ダブルハンドル モデル | あり C3000SDH | なし |
ベール材質 | チタニウム | ステンレス |
本体重量 (C3000番) | 180g | 225g |
価格 | 34,200円~37,400円 | 27,700円~31,000円 |
ヴァンフォードは軽量で操作性を重視のモデル。
比べると設計思想の違いが各部の材質に表れていますね。
軽さや操作性重視なら24ヴァンフォード、剛性や巻きのパワー重視なら23ストラディックって感じで選ぶとよいです。
23ストラディックは過去記事があります。
気になる方はこちらからどうぞ。
22ミラベルとの比較
お次は22ミラベルとの違いを表で見ていきましょう。
ちなみにこのリールは軽さと操作性が売りのMGLシリーズの中のエントリーモデル。
位置づけ的にはヴァンフォードのワンランク下のリールですね。
さすがに同じMGLシリーズとは言え、最新のヴァンフォードと比べると価格差以上の差がありますね。
よっぽどの理由がない限り、24ヴァンフォードを選んだ方が幸せになれるでしょう。
ダイワ別モデルとの比較
お次はダイワのリールと比べてみましょう。
比較するのは以下のリール。
- 24ルビアス
確認していきましょう。
24ルビアスとの比較
24ルビアスは操作性と剛性の両立を理念とするダイワのスピニングリール。
主な違いは以下の表の通りです。
画像はそれぞれシマノ「ヴァンフォード」、ダイワ「ルビアス」より
メーカーが違うので単純比較はできません。
が、ライバルだけに軽量素材の使用やラインナップなど似ています。
ルビアスの方が若干軽量ですが、価格は高めです。
もともとルビアスの方が少し高価だったのですが、ダイワの2022年の価格改定(値上げ)以降、この2機種間の価格差は大きいまま。
実売価格も1万円ほど離れていますので、特にルビアスに思い入れがなければ24ヴァンフォードがいいと思います。
ヴァンフォードのインプレ
さてここからは実際に購入したヴァンフォードのインプレッションにいきましょう。
ファーストインプレッション
まずは箱出し状態でのファーストインプレッション。
トピックは以下の3つです。
- デザイン
- 巻き心地
- 重さ
順番に見ていきましょう。
デザイン
まずはデザインから見ていきましょう。
全体的にあか抜けたデザインになっているのがわかると思います。
スプールリングや側面、ハンドル根本にあった赤色加飾がかなり減りました。
また、ボディもマットブラックからつやのあるグロスブラックに変更。
スプールの肉抜き部分は24ツインパワーのそれに似ていますね。
ボディ色をつやありのブラックに変更したのは正解でしょう。
よりデザインが締まりました。
メッキの面積が減ったことで、より効果的なアクセントになっています。
巻き心地
次は巻き心地です。
箱から出した状態の巻き心地の印象は以下の通り。
「意外としっとりで心地よく、巻きも十分軽い」
軽量で操作性が売りのモデルなので、てっきりスカスカの巻き心地かと思っていました。
意外や意外、しっとりとしていて巻き心地良好です。
巻き出しも軽めで快適、さすがは操作性が売りのモデルです。
重さ
最後は重さです。
今回購入したヴァンフォードC2000Sのカタログ重量は155g。
実測は153.5gでした。
C2000Sで155gは申し分なく軽いです。
バランスも考えると、ある程度軽量なロッドと組み合わせて使うのがいいですね。
実釣インプレッション
現在実際に魚釣りで使用中です…
実釣インプレについてはしばらくお待ちくださいませ。
ヴァンフォードの欠点
欠点という欠点が見当たらない24ヴァンフォードですが、しいて上げるなら以下の通り。
- XRシリーズと明確に性能差を付けられている
どういうことか確認していきましょう。
XRシリーズと明確に性能差を付けられている
軽量で操作性もよく、手ごろな値段の24ヴァンフォード。
ですが、ヴァンフォードをベースに作られる魚種特化モデル(セフィア、ソアレ、エクスセンスなど)とは明確に性能差をつけて差別化されています。
- リジットサポートドラグ
- ラピッドサポートドラグ
- ハイレスポンスドラグ
主にドラグ関係に性能差がありますね。
さらには魚種に特化した番手や、各ブランドに応じたデザインなどにも違いがあります。
現状はインフィニティ系の技術や、アンチツイストフィンなど24ヴァンフォードのみの優位な点がありますので優先順位に応じて選べばよいです。
ですが各XRモデルが24ヴァンフォードベースになったら、よく比較して選んだ方がいいでしょう。
まとめ:欠点の少ない軽量オールラウンダー!
今回はシマノの24ヴァンフォードのインプレでした。
「欠点の少ない軽量オールラウンダーなリール」
であることが分かっていただけたかと思います。
「軽量なリールが欲しいけど巻きの質感も妥協したくない!」
という方にはうってつけのリールです。
以上、佑(@yu_iianbai)でした!またね!